こんにちは!
夫婦で育休3年目のまと&そらなむです。
2022年に育児・介護休業法が改正され、赤ちゃんやママのために育休を取ろうかなと考えているパパもいるのではないでしょうか?
育休は色々な取得の仕方がありますが「夫婦で一緒に子育てをしたい」「ママが里帰りしない」「上の子たちの面倒を見る」などの理由で夫婦一緒に育休を取る方法もあります。
育休を夫婦で取るとなると、金銭面が心配…
というパパやママに向けて、この記事では
がわかるように、現在育休3年目の我が家のリアルなお金事情を基に解説していきます。
育休に関する制度や条件など詳しい情報は、イクメンプロジェクト公式サイトの『育児休業制度とは』をチェック!
「子どもが産まれてすぐの大切な時期を家族で一緒に過ごしたい」というパパはこの記事を読んで、ぜひ育休取得を検討してみてくださいね!
育児休業ともらえるお金の基本知識
育児休業とは
育児休業とは「子が1歳(場合によっては2歳)になるまでの間、子を養育する労働者が法律に基づいて取得できる休業」です。
つまり、子育てのために労働者がとることができる、国に認められた休業です。
原則は最長で、子どもが1歳になる前日までが休みの期間となります。
「保育所に申込をしているが、定員などの問題により1歳になっても入所できない」など、特定の要件を満たしていれば最大2年まで延長することができます。
我が家は延長をして、長男と次男合わせて現在育休3年目!
休みを快く取らせてくれる職場には感謝しているよ。
育休中にもらえる育児休業給付金
育児休業中には雇用保険(国)から「育児休業給付金」、いわゆる育休手当を受け取ることができます。
しかし当然ながら、働いている時と同じだけの金額は受け取ることはできません。
じゃあどのくらいもらえるの?
原則、賃金の67%(6か月以降は50%)が支給されることになります。
例えば育児休業前に月30万円の給料で働いていた方は、最初の6か月は月額20万円程度でそれ以降は月額15万円程度の支給になります。
しかし、収入が少なくなる一方で、育休手当の受給中は支出を減らす仕組みが2つあります。
1つ目は【育休手当は非課税である】ということです。
働いていた時にかかっていた所得税がかからずかつ翌年の住民税の算定基礎にもなりません。
2つ目は【保険料が免除される】ことです。
育児休業中は社会保険料(健康保険及び厚生年金)と雇用保険料の免除を受けることができます。
わかりやすく例を出すと、下の図は育児休業前に月30万円稼いでいた人が控除されていた(差し引かれていた)おおよその額です。
つまり働いていたとき毎月総支給から約76,000円引かれていた保険料や税金が、育児休業給付金だと免除&引かれないということです。
『賃金の67%』って言われると「少なっ!」って思うけど、実際はそんなに変わらないんだね。
こう見ると意外にも半年くらいは入ってくる金額が大きく変わらないので、育休取得のハードルが下がりませんか?
それではつぎに、実際に夫婦で育休をとっている我が家のリアルなお金事情を紹介します。
生活は大丈夫?夫婦で育休を取る場合のお金事情
夫婦で育休を1年間とった時、はたして極貧節約生活を送らなければいけないのでしょうか?
今回は『長男が産まれてから1年間、夫婦で育休をとった時』の生活の変化を見ていきます。
結論から言うと、最初の6カ月は働いていた頃とほとんど変わりませんでした。
それ以降、賃金の50%の額の給付になると、気持ちちょっとだけ節約を意識し始めます。笑
ここからは具体的な金額を見てみましょう!
夫婦で育休1年間!収入は減るの?
まずは私たち夫婦がバリバリ働いていた時の手取りと、育児休業給付金を比較してみます。
育休開始から180日までの育児休業給付金は、バリバリ働いていた時に比べて3万減っただけです。
飲み会や同僚へのプレゼント、仕事に使うものの購入などを考えると差はないと思ってもいいくらいです。
私は職業柄(保育士)、自腹での出費が多かったから育休取ってから貯金ができて感動…
育休開始から180日以降、我が家の場合は(長男出産時のため)3人家族で給付額が約23万円なので、極貧…とまではいきませんがそれなりにカツカツに見えると思います。
でも実は、我が家ではこの1年間、育休中でも貯金が増えているんです!
夫婦で育休を取っても貯金は増える!?
「子どもが小さいうちにしっかり働いて貯金しといたほうがいい」とよく聞きますよね。
我が家の場合、育休1年目の貯金額は約100万円以上!
生活費に関しては各家庭それぞれだと思いますが、我が家はざっと計算して月平均28万円くらい(家賃含む)です。
お酒もほとんど飲まないし、タバコも吸わない、化粧品もほぼ買わないインドア夫婦なので出費はもともと少なめかもしれません。
その上ありがたいことに米は親戚からいただいているため、食費も比較的安く抑えられていると思います。
そのため、特別な出費(家電の買い替え、友人の結婚式や出産祝いなど)がない限り、1年間の給付金と生活費はほぼ同じになります。
それなのになぜ貯金が増えているかというと、育休中に育児休業給付金以外のお金がもらえたからです。
我が家では、子どもが生まれるまで働いていた分のボーナスや出産祝い、児童手当は全て貯金に回しました。
育休中にボーナスが出るかは会社によるので、育休を取る前にチェックしておこう。
ローンの支払いをボーナス払いで増額している人は「ボーナスが出ない会社もある」ので注意が必要です。
また貯金ができた理由として、育休を取り始めて様々な支出の見直しをしたことも大きいと思います。
まとめ
「夫婦同時に育休を取る」イメージができたでしょうか?
「意外とお金の心配はなさそう」と思った人もいれば、「こんな金額で生活できない!」という人もいるかもしれません。
収入や家族構成、住んでいる場所、ローンの有無などさまざまな状況によって、育児休業給付金だけでは生活が難しい場合はもちろんあると思います。
でも育休をとっている私たち夫婦の状況的に言うなら「生活は全然できる!」です。
そして、もし1ヶ月や2ヶ月の間だけ夫婦で育休をとっても、生活に支障は出ないという人には積極的に育休を取ることをおすすめします。
産後のママは身体に大きなダメージがあるだけでなく、赤ちゃんのお世話や身体の変化、精神的にもとってもしんどい時期です。
そんなママの助けになってほしいし、赤ちゃんとの日々を家族で過ごすのは一生に1度しかない、とっても貴重な時間になります。
産まれたばかりの赤ちゃんがいるママパパや赤ちゃんが生まれる予定のプレママパパは、ぜひ育休取得を考えてみてくださいね♪
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