ファーストブックおすすめ9選!はじめて読む本は赤ちゃんの「好き」から選ぼう

子どもと遊ぶ

赤ちゃんはママやパパに絵本を読んでもらうことが大好き。

それは、大好きなママやパパの優しい声でたくさん語りかけてもらい、耳や手など全身で心地よい刺激を受けているからです。

そんな赤ちゃんがはじめて出会う絵本をファーストブックと言います。

「生まれてはじめて出会う絵本。どんな本を選んだらいいんだろう…」

赤ちゃんのはじめて、大切にしたいですよね。

この記事を読むと

・ファーストブックって何?
・ファーストブックの選び方は?
・絵本をはじめて読む赤ちゃんにおすすめの絵本は何?

がばっちりわかるようにまとめてみました。

そらなむ
そらなむ

記事内でおすすめのファーストブックを紹介しているので、初めて赤ちゃんに絵本を読む方・お祝いで絵本をプレゼントしようと考えている方は、参考にしてみてね!

↓おすすめ絵本だけチェックしたい方は目次からどうぞ↓

ファーストブックとは「赤ちゃんに読むはじめての絵本」

あらためて、ファーストブックとは赤ちゃんに読むはじめての絵本のことです。

赤ちゃんにとって、絵本は他のおもちゃと同じく「ママやパパと一緒に遊んでコミュニケーションをとるためのもの」です。

絵本の読み聞かせを通じて赤ちゃんにたくさん語りかけてあげることで、心や体を育むことにつながっていきます。

そんな赤ちゃんにとってのはじめての絵本は、ママやパパも赤ちゃんも楽しいと感じられる絵本を選びたいですよね。

そこで、この記事では初めて絵本に触れるであろう0歳児の発達と好みから、保育士ママのそらなむが選んだファーストブックにぴったりのおすすめ絵本を9冊紹介します!

赤ちゃんの発達と好みからはじめての絵本を選ぼう

0歳児の発達と好みを理解しよう

人間の赤ちゃんは身体的に未発達の状態で生まれてくるので、視力や色の認識など成長とともに少しずつ発達していきます。

下の表は、赤ちゃんが生まれてからだいたい1歳くらいまでの目の発達の目安です。

うまれてすぐ10週間4ヶ月すぎ7ヶ月1歳
視力0.020.05

0.10.2
色の認識黒白グレー赤から始まり
黄・緑・青を認識
大人と同等の
色彩感覚を持つ
目の発達上手く目を
使えない
追視し始める両目を使って見る
その他顔(目・鼻・口の配置)を好むはっきりした
模様がわかる
目と手の協調が
できるように
なってくる
※発達には個人差があります。あくまでも目安として示しているので、決して「これができないといけない」というものではありません。

赤ちゃんは生まれてすぐはほぼ見えていません。

1歳を迎えても意外にも視力は0.2ほどしかないんです。

その上、言葉を聞いて絵本の内容に興味をもったり意味を理解したりするのは、だいたい1歳を過ぎてからです。

見えないし、理解できないし…それって絵本を見て楽しいの?

何のために読み聞かせするのかな?

そらなむ
そらなむ

視力が悪くても、赤ちゃんはお顔やはっきりした模様を好んで見るし、

絵本の内容がわからなくても、耳でしっかり聞いて全身で感じて楽しんでいるんだよ!

赤ちゃんは3ヶ月頃までは特に〈見る〉ことよりも〈聞く・感じる〉が得意です。

そのため歌やふれあい遊びは、はじめは無反応でありながらも大好きなママやパパの声にしっかり耳を傾けて聞いています。

また、短くリズミカルな言葉(「トントントン」など)や繰り返し同じ展開や音が続く絵本は、内容の意味がわからない赤ちゃんにとっても心地良く感じられます。

ファーストブックを選ぶ3つのポイント

そろそろ赤ちゃんと絵本を読んでみようかな♪

でも、絵本ってたくさんありすぎて選べないよー!

そらなむ
そらなむ

ひとくくりに『赤ちゃん向けの絵本』と言ってもたくさんあるから悩んじゃうよね。

まずはこの3つのポイントを参考に、絵本を選んでみるのはどうかな?

ファーストブックを選ぶ3つのポイント

1.色や輪郭のはっきりした絵本
2.繰り返しやリズム感のある絵本
3.歌やふれあい遊びができる絵本

この3つのポイントは実際に保育士をしている私(そらなむ)が0歳児に絵本を読むときに、絵本選びで意識しているポイントです。

まだ言葉が理解できない0歳児には、発達や好みに合わせた文字やストーリーの少ない絵本選びが必要です。

絵本選びのコツはいろいろありますが、まずはこの3つを意識して絵本を読んでみるといいですよ♪

保育士ママが選ぶおすすめファーストブック9選

そらなむ
そらなむ

これまで保育園や自分の子どもたちにたくさん絵本を読んできた私が、ファーストブックを選ぶ3つのポイントをもとに、赤ちゃんと一緒に楽しめるおすすめ絵本を紹介するよ!

色や輪郭のはっきりした絵本

しろとくろ

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作:新井 洋行
出版社:岩崎書店
定価:本体750円+税
ページ数:26ページ

発行年月日:2015年5月13日

赤ちゃん目線で楽しめる白黒絵本!

かわいいしろとくろが伸びたり縮んだり、まるで楽しく遊んでいるみたい!

大人はついカラフルな絵本を選びがちだけど、白と黒のコントラストがはっきりしたこの絵本は赤ちゃんの「だいすき」がぎゅっと詰まっています。

うまれてすぐからでも読んであげるのにぴったりな1冊です。

かお かお どんなかお

作:柳原 良平
出版社:こぐま社
定価:本体800円+税
ページ数:20ページ

発行年月日:1988年1月

シンプルなお顔に赤ちゃんはぐっと惹きつけられる!

保育園の子どもたちにも大人気だった1冊。

いろいろな表情が出てくるので、お顔が大好きな赤ちゃんから真似っこが楽しくなる幼児期まで長く楽しめる絵本です。

当時3ヶ月だった息子はまだまだ絵本に興味がなかったにも関わらず、この絵本はよく表紙をじーっと見ていました。

そらなむ
そらなむ

大好きなお顔がある!って思ったのかな…?

あかいのあつまれ

作:穂高順也
絵:accototo ふくだとしお+あきこ
出版社:岩崎書店
定価:本体750円+税
ページ数:26ページ

発行年月日:2015年2月13日

はっきりした色使いとリズミカルなことばが楽しい絵本。

「あかいのあつまれ」の掛け声で、どんどん“あかいの”が集まってきます。

黒いシルエットが見えて、ページをめくるとあたたかな色合いの中にはっきりとした赤色。

色を認識し始めた赤ちゃんに読んで楽しい絵本です☆

また“あかいの”が集まる時のリズミカルなことばにも注目です

繰り返しやリズム感のある絵本

ぴょーん(はじめてのぼうけん 1)

作:まつおか たつひで
出版社:ポプラ社
定価:本体780円+税
ページ数:36ページ

発行年月日:2000年6月1日

元気よく上にジャンプ!縦に開くおもしろ絵本。

縦に開く絵本なので、開いた瞬間動物が上にぴょーんとジャンプします。

かえるやうさぎ「ぴょーん」ととぶ動物だけだと思ったら…?

まさかの動物にママパパも思わず笑っちゃう、かも!

そらなむ
そらなむ

保育園でこの絵本を読むと、ページをめくるたびに子どもたちの顔が上を向いたり下を向いたり…。その姿がまたかわいい!

じゃあじゃあびりびり

作:まつい のりこ
出版社:偕成社
定価:本体600円+税
ページ数:22ページ

発行年月日:1983年7月(2001年8月改訂・厚紙絵本)

ファーストブックの大定番!繰り返しのことばが楽しい絵本。

見開きに1つのものとそれに対応する音が書いてあるので、どのページから見ても楽しめます。

繰り返しが多くどれもリズミカルなので、心地よい音の響きを感じて赤ちゃんも嬉しそう。

そらなむ
そらなむ

まだまだ意思疎通の取れない赤ちゃんでも、この本を読み聞かせたら「なぜかぴたっと泣き止んだ」って言う人もいるほど!

また、音を表す文字の配置場所は大人が面白いと感じるポイントかもしれません。

厚紙絵本(ボードブック)で角も丸くなっているので、自分で絵本を触ったりページをペラペラとめくろうとしたりするようになった赤ちゃんにぴったりの絵本です。

もこ もこもこ

作:谷川 俊太郎
絵:元永 定正
出版社:文研出版
定価:本体1300円+税
ページ数:29ページ

発行年月日:1977年4月

変わった擬音語の連続!不思議な世界観が赤ちゃんにハマる!

「もこ」は地面が盛り上がった音。

けれどそこから奇妙な擬音語がどんどん出てきて、はじめに出てきた地面もどんどん変化していきます。

大人は現実には馴染みのない絵と音の不思議さに「なんだそりゃ?」って思うけど、赤ちゃんはそんな不思議な絵に引き込まれるようにじーっと絵本を見つめてママやパパの絵本を読む声を聞いています。

そんな不思議な魅力も谷川俊太郎さんと元永定正さんだからこそ生み出せたのかもしれません。

言葉じゃ表せられない不思議さ、気になった方は1度読んでみてください♪

歌やふれあい遊びができる絵本

あかちゃんのうた

文:松谷 みよ子
絵:いわさき ちひろ
出版社:童心社
定価:本体800円+税
ページ数:32ページ

発行年月日:1971年8月20日

「赤ちゃんにどう語りかけたらいいんだろう…」そんな人におすすめの絵本。

『いないいないばあ』などで有名な松谷みよ子さんと子どもをテーマに水彩絵の具で柔らかな印象の絵を描き続けたいわさきちひろさんの語りかけ絵本。

日本に昔からある旋律や手遊び歌からなる詩と素敵な絵が見開き1ページになっているので、好きなタイミングで好きなページから読むことができます。

私がこの絵本を初めて手に取ったとき「リズムよく歌わないといけないかな?」「知らない歌ばっかりだ…」と思ったのを覚えています。

でも読み始めると不思議と言葉にリズムが生まれ、読んでいるだけで自然と赤ちゃんに優しく語りかけることができるんです!

そらなむ
そらなむ

松谷みよ子さんの詩がとても綺麗だから自然と節がつくのかな?

『ことば』ってすごいね!

また詩の後ろに遊び方が書かれていてその通りにしてももちろんいいけれど、ママやパパ完全オリジナルで赤ちゃんにツンツンしたりこちょこちょしたりたくさんふれあって遊ぶのもオススメです

くっついた

作:三浦 太郎
出版社:こぐま社
定価:本体800円+税
ページ数:24ページ

発行年月日:2005年8月25日

ほっこり幸せ♡親子でにこにこしちゃう絵本。

シンプルな繰り返しだからこそ、赤ちゃんはページをめくる時にわくわく。

ページをめくると“またくっついた!”と感じているのか、ママやパパの顔を見てにっこり。

そんな赤ちゃんの顔を見ると自然と読んでいるママパパもにっこりしちゃいます。

絵本と同じように赤ちゃんとお顔をくっつけて遊ぶと、赤ちゃんはとっても喜びますよ!

おでこ ぴたっ

作:武内 祐人
出版社:くもん出版
定価:本体800円+税
ページ数:24ページ

発行年月日:2008年6月

パパもママも思わず一緒に“おでこぴたっ”ってしたくなる絵本。

動物たちが次々出てきて、最後はきっと赤ちゃんと一緒におでこをぴたっとしたくなりますよ♪

息子はこの絵本をパパに読んでもらうのが大好きで、読み終わると必ずおでこぴたっ!

それから頬擦り、こちょこちょ、ふれあい遊び。親子でふれあうのが楽しくなる1冊です。

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