入園・進級おめでとうございます!
このブログを見てくださっているママやパパの中には、この春から我が子が保育園や幼稚園、こども園などで園生活をスタートさせる…なんて方もいらっしゃるかもしれません。
「新しい場所で先生や友達と仲良くできるかな?」
「ママやパパから離れて集団生活できるかな?」
「心配でドキドキする〜〜〜」
今まで子どもを預けたことがないママやパパは、慣れてくるまで毎日ドキドキですよね。
子どもが進級するママやパパもクラス替えや担任の先生が変わるなどで、環境がガラッと変わることもあるので、慣れてきたとはいえ心配になることもあるでしょう。
その気持ち、きっと子どもたちも一緒です。
そして同じくらい新しいことにワクワクしていると思います!
そんな新しい生活が始まるママやパパ、そして子どもたちを応援するため、親子でぜひ一緒に読んでほしい絵本を保育士ママそらなむが選びました。
この記事を読むと、
・ドキドキわくわくな園生活がちょっと楽しみになる絵本
・緊張や不安もあるけどがんばろう!と思える絵本
・頑張った子どもも心配していたママパパもおうちでほっこりできる絵本
がわかります!
頑張れー!だけじゃなくて、読むとほんわかリラックスできる絵本も紹介してるよ。
親子で一緒に読んで、緊張や不安でいっぱいの心をほぐしてあげてね。
入園&進級おめでとう!おすすめ絵本11選
今回絵本を紹介するにあたって、おすすめポイントは以下の3つです。
気になる絵本があったら、ぜひ読んでみてくださいね!
園生活が楽しみになる絵本5冊
ドキドキな園生活のはじまり。
どんなことをするのかな?何をして遊べるのかな?友達?先生?とハテナでいっぱいですよね。
これから紹介する絵本を読むとちょっぴり園生活の様子がわかって、園へ行くのが楽しみになりますよ!
えらいこっちゃのようちえん
文:かさい まり
絵:ゆーち みえこ
出版社:アリス館
定価:本体1300円+税
ページ数:28ページ
発行年月日:2017年1月30日
「えらいこっちゃ」でも大丈夫!幼稚園のイメージがわく絵本。
幼稚園はおうちと全然ちがってて、はじめはみんな戸惑うもの!
主人公は「えらいこっちゃ」と言いながら、たくさんの初めてを乗り越えていきます。
幼稚園ってどんなことするの?とイメージがわかない子におすすめ。
そしてパパやママははじめは心配してても、なんだかんだ子どもは慣れていくんだよと安心させてくれる絵本です。
ほいくえんのいちにち
作:おか しゅうぞう
絵:かみじょう たきこ
出版社:佼成出版社
定価:本体1456円+税
ページ数:36ページ
発行年月日:1995年10月
保育園ってどんなところ?1日の様子がよくわかる絵本。
登園から降園まで、保育園の中ではどんなことをしているのかわかりやすく描かれています。
外で遊んだり工作をしたり布団を並べてお昼寝したり、親子で読むと「へぇ〜、保育園ではこんなに楽しそうなことをするんだ!」と目を輝かせて保育園へ行くのが楽しみになりますよ!
保育士の私から見ても、保育園での生活の再現度がすごい!
保育士目線で見ると、子どもへのあたたかなまなざしや室内の描写など本当に細かい部分まで描かれていて、ぜひ読んでみてほしい1冊です。
せんせい
文:大場 牧夫
絵:長 新太
出版社:福音館書店
定価:本体900円+税
ページ数:28ページ
発行年月日:2019年4月15日
先生のことよくみてる!子どもからみた「先生って…」の絵本。
先生ってどんな人だろう?
先生をよく見ている子どもだからこそのワードセンスで、先生のことを次々と例えていきます。
子どもから見ると先生は、先生でありお母さんでありお相撲さんである…⁉︎
「なるほど、確かに!」と、大人が読んでもクスッと笑える絵本です。
きみたち きょうから ともだちだ
作:中川 ひろたか
絵:長谷川 義史
出版社:朔北社
定価:本体1200円+税
ページ数:32ページ
発行年月日:2005年3月
年長の優しいお兄さんお姉さんが頼もしく感じる絵本。
入園式が舞台のおはなし。
新入園児をお兄さんお姉さんが歓迎して、いろんな場所を案内したり知らないことを教えてくれたりします。
数年しか違わないのに年長のお兄さんお姉さんってどうしてこんなに頼もしく見えるんでしょうね。
年長さんのママやパパは我が子の成長を感じて早くもじーんときちゃうかもしれません。
不安と緊張でカチコチな入園式、頼れる存在がいるとちょっと楽しくなるかもしれませんね!
新入園児の子も1つお兄さんお姉さんになった子も読んでみてほしい絵本です。
うさぎちゃん ともだちできた
作:きむら ゆういち
絵:ふくざわ ゆみこ
出版社:ポプラ社
定価:本体1000円+税
ページ数:36ページ
発行年月日:2010年11月
お友達と遊ぶ楽しさが感じられる絵本
ボール遊びが好きなうさぎちゃんはお友達と遊ぼうとしません。
でも十二支の動物たちとやりとりをする中でだんだんと友達になっていきます。
新入園でお友達をはじめてつくる子や「お友達できるかな…」と心配になっちゃうママやパパにもおすすめです。
うさぎちゃんの表情がとても柔らかくてかわいらしいので読むととっても癒されますよ♪
行きたくないー!な時に読みたい絵本3冊
入園や進級してすぐから「嫌だー行きたくないー!」って言う子もいれば、1週間くらい経って少し慣れてきたところで登園したがらない子もいます。
そんな「行きたくないな」と思う子どもの気持ちに共感したり、ちょっと頑張って行ってみようよ!と背中を押してくれるような絵本を集めました!
子どもはもちろんのこと、子どもの気持ちに寄り添うママやパパにも読んでほしい応援絵本です。
ようちえんいやや
作:長谷川 義史
出版社:童心社
定価:本体1300円+税
ページ数:32ページ
発行年月日:2012年2月
いやや!にも理由がある?子どもの気持ちに深く共感する絵本。
朝から“幼稚園に行きたくない!”って大泣き。
きっとそんな経験がない人でも「あるあるなんだろうな…」と想像できますよね。笑
まぁ、あるあるデスヨ。
この絵本を描いた長谷川さんは、子どもの気持ちをよく理解していて本当にリアルな姿が描かれています。
絵本の中ではただただ「いやだ!」と言うだけじゃなくて、子どもたちならではの“理由”もちゃんと描かれています。
ママやパパは「もしかしたらこんな理由で泣いていたのかな?」と考えるきっかけになるかもしれません。
とってもユーモアのある面白い絵本なので、ぜひ親子で一緒に読んでみて大笑いしてくださいね!
あめふり あっくん
作:浜田 桂子
出版社:佼成出版社
定価:本体1300円+税
ページ数:32ページ
発行年月日:2009年2月
泣いても きっと 大丈夫!と感じる絵本
お母さんと離れるのが嫌なあっくんのお話。
豪快に泣くあっくんが新学期に泣く我が子と重なる人も少なくないかもしれません。
毎日わんわんとなく姿を見るのはつらいですよね。
この絵本に出てくる周りの子どもたちはそんなあっくんに注意することもからかうこともせず、なんとか元気付けようとしてきます。
そうした姿に「泣いても大丈夫なんだな」「こんなふうに友達が優しくしてくれるかな」と園での姿を想像して親が助けられますよ。
なきむし ようちえん
作:長崎 源之助
絵:西村 繁男
出版社:童心社
定価:本体1500円+税
ページ数:40ページ
発行年月日:1983年11月
たとえ時間がかかってもその子のペースで慣れていく、と感じられる絵本。
主人公のみゆきちゃんが入園から幼稚園に慣れていく様子が描かれています。
内弁慶でも、たくさん泣いても、すっごくすっごく時間がかかっても、ゆっくりとそのこのペースで新しい環境に慣れていくんです。
入園する子どもの中には、きっと1週間や1ヶ月では馴染めない子もいるでしょう。
でも、きっとその子なりのペースでゆっくりと楽しめるところを見つけていっています。
実際、2年かかってやっと「幼稚園楽しい!」と言っているお子さんの話も聞いたことがあります。
この絵本を読むと、我が子のペースで焦らず見守ることが大切なんだなぁと感じさせられます。
親子であらためて「大好き」を伝える絵本3冊
新しい環境で不安や緊張を感じる子どもも少なくないはず。
そんな時ママやパパからあたたかい言葉をかけてもらうと、強張った表情もきっと柔らかくなるかも。
今回はママやパパが子どもに自然と「大好き」が伝えられる絵本をピックアップしました!
ちびゴリラのちびちび
作:ルース・ボーンスタイン
訳:岩田 みみ
出版社:ほるぷ出版
定価:本体1250円+税
ページ数:32ページ
発行年月日:1978年8月
周りの人からたくさん愛されている!と感じられる絵本
「ちびゴリラのちびちび」といえば、保育園では2歳くらいの子へ読み聞かせることが多いですがあえて3〜5歳のお子さんにおすすめします。
誰だって我が子はただひたすらにかわいいものです。
3、4、5歳と大きくなってもその気持ちは変わらないですよね。
でも子どもが成長すると、なかなか赤ちゃんのときみたいに「何をしててもかわいい!」「好き好き愛してる!」とストレートに想いを伝えることは減ってくるように思います。
赤ちゃんの頃は目が合うだけで「かわいいお目目でママのこと見てくれてるの?」「好き、好き、愛してるー!」って言ってたもんなぁ。
この絵本を子どもと一緒に読みながら、「絵本に出てくるちびちびみたいに、とってもかわいいあなたのことを、周りのたくさんの人が愛しているんだよ」とぜひ子どもに伝えてあげてくださいね!
いつまでもすきでいてくれる?
作:マーガレット・P・ブリッジズ
絵:メリッサ・スウィート
訳:まつかわ まゆみ
出版社:評論社
定価:本体1200円+税
ページ数:32ページ
発行年月日:1999年10月
大きくなることに不安を感じる子どもと一緒に読みたい絵本
入園や進級は嬉しい反面、1つ大きくなる自分に不安を感じる子どももいます。
そんな不安な気持ちを優しい語り口でほぐしてくれる素敵な絵本です。
ストレートな愛情表現に、大人が読んでもほっこり温かい気持ちになると思います。
普段から「いつまでも、どんなときでも愛してるんだよ」と伝えるのに読み聞かせてもいいですし、誕生日や記念日などの節目に、親子で一緒に読むのもおすすめですよ。
パパと ママの たからもの
作:サム・マクブラットニィ
絵:アニタ・ジェラーム
訳:小川 仁央
出版社:評論社
定価:本体1500円+税
ページ数:32ページ
発行年月日:2004年9月
声に出して愛を伝えたくなる絵本
いつも子どもに「愛している」と伝えている人もこの絵本を読むと、もう一度目の前の子どもをぎゅーっと抱きしめて愛情を言葉にして伝えたくなる絵本です。
子どもはいつだってママやパパからの愛情を欲しているし、愛されているって実感したいんですよね。
3匹のくまのお父さんのセリフがとっても心温まるので、親子でぜひゆっくり読んでほしい絵本です。
まとめ:1日3分だけでも親子時間を作ろう
今回は3・4・5歳におすすめの入園や進級に関係する絵本を紹介しました。
新しい環境での生活がスタートすると、きっと親も子もバタバタと忙しくなってしまいますよね。
1日に何時間もゆっくり話を聞いたり一緒に何かをしたりは難しいかもしれません。
しかしこれまで新入園児や進級児をみてきた経験から、1日3分でも時間を親子で共有できると子どもの心の安定につながると感じています。
寝る前の少しの時間などに絵本を読んで、楽しい親子時間を作ってみてはいかがでしょうか?
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